パッケージデザインの作り方やコツを朋和産業さんに学ぶ

最終更新日 2024年1月29日 by aheadm

商品のパッケージのデザインは、その商品の顔とも言うべきものであり、企業のイメージにも関わるほど非常に重要なものです。
そのためこれから制作するのであれば、売れる商品に共通するデザインの基本や制作のコツなどについて、しっかりと把握しておく必要があります。
そもそもパッケージデザインと聞いて思いつくものとしては、包装紙の色使いや印刷の部分と言えます。
とはいえ実際には形状や生地の種類、ロゴなど、様々な要素が全て重要となります。

朋和産業流!コンセプトとキャッチコピーの押さえ方

商品の重要なメッセージを込める必要があり、特に制作に取りかかる前にはコンセプトとキャッチコピーについてしっかりと押さえておかなければなりません。

コンセプトの考え方と決め方

まず最初にコンセプトが必要になりますが、コンセプトとは商品のどのようなところが良いのか、一番伝えたい部分は何なのか、他のブランドと異なる点はどこなのかなどを考えることから始めます。
伝えたい内容が定まったら、次にキャッチコピーを考えていきましょう。
一目見ただけでその商品をイメージすることができる言葉や画像にすることが重要です。
大企業においては、商品開発部門などでチームを組んでコンセプトやキャッチコピーを一から考えていきます。
とはいえ個人や小さな企業の場合には、なかなかアイデアが出なくて、この段階で難航してしまうケースも多いものです。
このような場合には、アイデアを出してくれる人や、コピーライターに依頼するなどして、一緒に考えてもらうことが大切です。

デザインに流れを持たせる

商品を売り出す前に、その商品の魅力を多くの人に少しでもいいから知って欲しいと思うのは当然のこととも言えます。
商品のコンセプトに合っていて、なおかつおしゃれで売れるようなものにしたいと誰もが思うことでしょう。
そのために必要なこととして、まず第一に挙げられることが、デザインに流れを持たせる点です。
まず最初にユーザーにどこから見てもらいたいのかを、一番目立つポイントを決めていきます。
そして残りのレイアウトには効率良く目線を誘導するような設計を持たせていくのです。
バラバラになっていると流れが生まれることはなく、バランスよく均等に配置することにより、美しくて魅力的なパッケージに一歩近づきます。

見やすさや読みやすさを意識する

そして見やすさや読みやすさを意識することも重要です。
せっかく文字を書いているのにも関わらず、その文字を誰も読むことが出来なければ、目的は台無しになってしまいます。
例えば文字が小さいのであればそれを太文字にしたり、色のコントラストを合わせるなど、見やすくする工夫をするようにしましょう。
余白のスペースを上手に活用することでも印象は大きく異なります。
そして雰囲気や色の調和を意識することも重要です。
色の配色やフォントスタイルなどだけでも、陽気さや真面目さなど、数多くの雰囲気を表現することが可能です。
色には感情や心理など潜在的に重要な意味合いがあり、具体例を挙げるとオレンジ色だと秋っぽい、黒と金色の組み合わせはエレガントに見えるなどが挙げられます。
利用する配色をよく検討することが求められます。

消費者に誠実であること

そして消費者に誠実であることも重要です。
実際の商品を比較して、ミスリードにならないかどうかを注意しましょう。
具体例を挙げると、実際にはフルーツが少ししか入っていないのにも関わらずフルーツがたくさん入っているような食品をかきます。
すると実際の商品よりも何倍もよくかいている為、消費者にミスリードを起こしてしまうのです。
これでは実際に商品を手に取った時にがっかりさせてしまい、場合によっては法律違反になってしまう可能性もある為、絶対に避けたいところです。

商品の一番の魅力を伝えることを意識する

さらには商品の一番の魅力を伝えることを意識しましょう。
他とは違う魅力があることで、その商品を際立たせることができます。
オリジナリティや特徴、覚えやすさに重きを置くことを考えましょう。
他のジャンルのパッケージデザインを見ることにより、ヒントが得られることも考えられます。

トレンドを意識する

最後にトレンドを意識することです。
その時に売れている商品に注目してみると、時代のトレンドに合わせて、細かい部分を改良している傾向にあります。
その時のトレンドに合っているかどうかを確認することも求められます。
いざ制作するとなるとどうして良いのか迷ってしまうことでしょう。
このような場合には、外部に依頼することも一つの手段と言えるでしょう。
外部の業者に依頼するのであれば、広告会社や印刷会社に依頼する方法が一番の方法と言えます。
商品の中身だけが決まっていて、すべてをお任せするのであれば、マーケティング会社や広告会社が良いでしょう。
形状などの全てのイメージが固まっていて、データの作成だけをお願いしたいのであれば、印刷会社に依頼した方が効率が良いです。

まとめ

そして知識やスキルを売り買いできるオンラインフリーマーケットを利用する方法も一つの手段と言えます。
直接自分が依頼したいと思うクリエイターを選び、取引を開始するだけです。
直接クリエイターとやり取りをしながら制作をすることができるため、デザインのイメージも共有しやすく、こだわった製作が可能となります。
(参考:朋和産業 習志野